そしてその大半は、男性側が既婚である事を隠しての不倫です。世の中には、女性が望まないにも関わらず既婚者である事を隠して近づいてくる男性も少なくありません。

私の相談内容は

自分の上司が言い寄ってくる。

しかも彼は自身が既婚者である事を隠していて、未だにばれていないと思っている。

できる事ならば円満にお断りしたいが、どうすればいいか。

という内容です。

仕事に関係のない相手なら、ただ単に振れば問題ありませんよね。周囲に迷惑をかけるわけでも、私自身の評価が下がるわけでもありません。しかし同じ会社、同じ部署でしかも上司の場合はそう簡単には事は収まりません。なぜなら、周囲にばれた時に居場所を無くすのは大体女性です。男性は会社に残り続けることができるのです。

それ以外にも、もし別れることができたとしても業務上どうしても口を利かなければならないこともあるでしょう。そんな時にどのようにに接したらいいのでしょうか。また相手が無視してきたがために、業務が遂行できないなんて事になったらあなたの仕事ができなくなりますよね。

魅理亜先生の第一声の雰囲気、それは何とも言えないぐらいハキハキした先生でした。ハキハキと言えば聞こえが良いかもしれませんね。言い換えればバッサリ系です。白黒つけたがるような性格の人ならば、それでも問題はないかもしれませんね。

しかし、じっくり話を聞いてほしいタイプの場合は少し物足りなかったり、腹が立ったりすることがあるかもしれません。それぐらい淡々とはっきり物を言われる印象がありましたが、先生は私の話をきちんと端的に聞いてくださいました。急所を外すようなことはありませんでした。そして先生は次の一言を放ちました。

やはり彼には知られたくありません。もし彼に知られてしまったら、幻滅されることは目に見えています。そんな状況下で、先生が下した判断はたった一言でした。しかもかなりはっきりと、そしてズバリと言われてしまいました。

その内容は「嫌いと言うことをしっかりと態度に出しなさい」でした。先生があまりにも気持ちを込めて、そして彼に対しての嫌悪感を一切隠すことなく話されるので私自身吹き出してしまいました。友人や親でもここまで嫌悪感を出す人はいませんでした。

やはり腹が立っていても心のどこかで「この子にも隙があったのだろう」と考えていたのでしょう。また先生が付けたした鑑定結果には、「彼の期待に応えようとするから、彼はそれに甘えてしまうのだ。だから嫌いという事とその気が全くないことをしっかりと態度に示すようにしなさい。そうすれば悪いようにはならないから。」とのことでした。

でも私自身、先生からたった数分でかなりの勇気をもらいましたよ。感情を露わにする、非常に珍しいタイプの鑑定士ということが言えるかもしれません。おかしいことはおかしいと、間違っていることは間違っているとはっきりと言ってもらえます。決して私の好むような鑑定結果はおっしゃいませんでした。だからこそ、私の中で気持ちを切り替える勇気がもらえたのかもしれませんね。

都合の良い鑑定結果をもらえないので、人によっては大ダメージを被る可能性も考えられます。基本的に白黒しっかりとつけたがる性格の人には、心をスッキリさせてくれて良いかもしれませんね。逆に優柔不断タイプには、心が傷ついてしまう危険性も持っておられます。

私にとって魅理亜先生は心の中をしっかりと整理させてくれた先生でした。